WCFO International Freestyle Conference に出席して・・

(アシュビル滞在記)
   旅人 : 佐藤 友美



アッシュビル滞在記・お供編♪♪

 「世界のトップで活躍しているフリースタイラー達を一目見たい。
日本との訓練法や考え方の相違点・共通点を少しでも学びたい。」WCFOのコンファレンス出席の為に、
Ashevilleへ向かう有紀子先生にお願いをして、私もお供をさせて頂く事にしました。 

 5月11日早朝福岡を出発して成田空港へ。成田から約13時間、グラグラ揺れる飛行機に耐え、
「観光目的」と言っただけで、税関で足止めを食らうという不運に見舞われ、やっとたどり着いたAsheville空港。
(アシュビルに観光目的で行く人などいないらしい???)
出迎えてくれたのは、リンダというとても明るい笑顔の素敵な女性でした。
私達のカタコト英語にもめげず、全身を使ってコミュニケーションをとってくれる彼女から
早くも?「アメリカ」を感じてしまいました。
同時に、彼女達の様な人に育てられた犬への興味もどんどん膨らんできました。

 出だし、好調!!
(喉元過ぎれば熱さ忘れる・・・)

5月12日、睡眠をたっぷり取ったので、元気満々・ヤル気満々で迎えたセミナー初日。
シャイな日本人をよそに「Hello」「Good morning!」「How are you?」と
あちこちから声が掛かります。
ふたたび・・アメリカだ〜を実感。 まずは、WCFOの会長patieさんにご挨拶。
気合120%の私達を早くも圧倒させるなんともパワフルな方でした!
(彼女の犬・ダンサーは、さぞや楽しい毎日を送っていることでしょう…。)  

 そして最初のセミナー

 日本のフリースタイルにいち早く注目してくれたと言う「Peggy Singletary」の
セミナーを受ける事にした。
多くみられたのは、クリッカートレーニングのタッチ&ターゲット法で、
日本ではあまり目にしない(‥と思われる)方法もいくつか紹介され、
色々な訓練法があるのだなと驚きました。

 又、セミナーの中で何度も繰り返されたのが「watch&push(=touch)&smile!」。
これは、アンディ先生に指導して頂き、私が日頃から心掛けている事と
共通していますが、残念ながら笑顔は負けているようでした。
(日本に帰ってリベンジ!!) 
全体的に見た犬の感想としては、飼い主に良く似た明るく社交的な犬が
多かったと思います。
しかし、日本(といっても、アンディスクールの生徒さんしか知りませんが)の
犬の方が、キビキビとした切れのある動きをするように感じました。
ホテルの裏庭で・・
 
 5月13日、待ちに待った「pro stars Competition(競技会)」。

 このpro starsではたくさんの感動を得ることができました。
まずは、アンディスクール生の目標であり憧れの人Sandra Davisさん&Pepperのデモで幕は開けられました。
感想・・、く〜っ、かっこよすぎる〜〜!! 
高度な技が連続して行われている訳ではないのに、一つ一つが正確で優雅に仕上っている為とても心に残る。
人犬一体のすばらしい演技の中に、今後フリースタイルをする上での、多くのヒントを得たような気がします。

 ついに憧れのフライ登場!

「pro starsの部」のエントリーNO1は、あの有名なAttila Szkukalekさん&(我が愛犬の目標!)Fly号。
一つのルーティンの中に高度なトリックがキラ星のようにちりばめられていて、見事な輝きを見せている。
もちろん迫力も満点で大感動(世界は広い…。) 
その後も高名な方たちのフリースタイルルーティンが次々と発表される中、
いよいよ日本代表として有紀子先生の演技が披露される事になりました。
何故か私も緊張気味でしたが、横では普段見られないガッチンガッチンの有紀子先生の姿が
とてもかわいらしく見えました。(ごめんなさい!) 

 アメリカ・イギリス・カナダ・オストラリア・南アフリカetcと、各国のフリースタイルを見る中で
日本のフリースタイルは、まとまりのある美しいルーティンだと感じました。
他の高名なフリースタイラー達に決して引けをとらないすばらしい演技に日本(付き人)代表として、
とても鼻が高かったです。
・ ・と、同時に「いつか自分もこの場で!・・」と強く誓ったのでした。
(大きく出てしまいました。アンディ先生よろしくお願いします‥)

 5月14・15日、毎日が興奮!

 若葉マークの私には、見るもの聞くもの全てが新鮮な毎日でした。
そして、いっきに新しいものを見聞きしたせいか、ホテルに帰っても
私の興奮は冷める事を知らず、毎夜討論は続く。
「あれは?これは?何故?どうして??」攻撃?&討論会にゆっこ先生もお疲れの様子。
(平均睡眠時間2・3時間。大変、ご迷惑をお掛けしました・・) 

 全てが充実していた今回の旅で、唯一心残りだった事が犬を連れて行けなかった事。
多くの質問をしたいのにやはり犬がいないと上手く伝わらない。
又、リアルタイムで教わったことを試してみたい。
それに、あのフワフワを抱きしめたい!!
約1週間の滞在を思うと、この頃から少しドッグシックにかかり気味でした。
今度、この様な機会に恵まれる事があれば、是非我が愛犬も連れて行こうと思います。
 
 5月16日、楽しかったAshevilleを出発

 早く、これらの経験をアンディ先生に聞いて頂きたい。
そして、セミナーでの新しい発見やリアルタイムに聞けなかった多くの「何故?どうして?」を聞いていただきたい。
それに、何と言ってもこの鈍った体をフルに動かして訓練がした〜い!・・・

 多くの思いを胸に、アシュビルをあとにした。

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なめなめされて・・


ボニーと家族に
囲まれて・・ 

今度こそ・・(完)