さぁー 始めよう! (サークル編)
 パラレル編では、@ ヒール (左脚側)、 A ライト (右脚側)、 B フロント (前進)
 C バック (後退)、 D ジー (向かい合って右歩き)、 E ホー (向かい合って左歩き)
 F イン (並んで右歩き)、 G ムーヴ (並んで左歩き)・・と8つの動きを練習しました。

 次はハンドラーとは、犬が異なる動きをしている様に見える、サークルです。
Hサークル (体の周りを時計回り)
Iウィー (体の周りを反時計回り)
Jポール (足やポールの周りを時計回り)
Kループ (足やポールの周りを反時計回り)
Lツイスト (お回り・スピン)
Mリッチ (ツイストの反対周り)

 サンドラさんは、左記の6つの動きを(サークル)という
一つのカテゴリーに分類して、それぞれにコマンドを付けて
いますが、私は、人によってはHとI・JとKを一つの動き
として認識させ、サークルとポールの2つのコマンドに省略
させる事もあります。又、HとJ・IとKの組み合わせであ
っても良いでしょう。

 初心者にとって、あまりに多くのコマンドは演技中の混乱
を招く事があります。


 さぁ〜はじめよう!】
【サークル&ウィー / (体の周りを時計回り・反時計回り)

 これらは比較的簡単です。オビディエンスの充分に入った犬なら、リードも必要ないでしょう。
犬の大好きな物(フード・紐付きボール等)でリードして、サークルと言いながら、自分の体の
周りを回し、出来たらご褒美を上げます。
次に、ご褒美をあまり使わずにハンドシグナルと言葉だけでサークルと言いながら犬を動かします。
ご褒美は同じ場所であげない事も重要なポイントです。同じ場所であげると、その場所にきた時に
止まるようになってしまいます。

 これはどの動きにも共通する事ですが、最初は好きなものを使って教え、ご褒美、次にハンド
シグナルとご褒美、最後には一言(コマンド)で犬がするように持っていきます。
ウィーは、同じことを反時計回りでやります。


See Photo?


【ポール&ループ / 足の周りを時計回り・反時計回り

(サークル・ウィー)の要領で、自分の足の周りを大好きなものを使って同様に回します。
ループは同様のことを反対周りでやる様に教えます。
ダンスによっては、ケイン(杖)などを使う事もあるので、出来るようになったら、今度は杖等
(傘やショールのような物もあります)を使って、同様にやってみましょう。
これができたら、杖を持つ手を変えてやってみましょう。


【ツイスト&リッチ / 
お回りツイストの反対周り

 ツイストを教えるのはとても簡単です。最初は、ボールやフードを使って教えます。
フード等を犬の鼻先で追わせるようにして、丸く円を描いて教えて行きます。
コツは、一旦自分の体に深く引きつける様にして、その後円を描く様にします。
次は手だけでやって出来るようになったら反対周り(リッチ)です。
上手になったら、スピードをあげ、両方向交互にやってみましょう。

 小型犬の場合は、細い棒等の先ににボールをくっ付けてするのも良いでしょう。
この方法を使えば、かがむ必要がありません。又、小型犬の場合はハンドラーの腰に負担が掛かる場合が多
いので、テーブルの上などを利用して、一つ一つの動きを教えて行くような工夫も必要でしょう。

  全ての作業に共通ですが、犬と遊んでるつもりで楽しく行う事です。
 飽きるまで続けたり、調子が良いからといって深入りする事は禁物です。

 調子の良い時ほど、早めに切り上げて、「もっとやりたかったのに・・」と思わせるくらいが良いでしょう。
 そんな時は、思いきって2・3日休ませるのも好結果につながる事が良くあります。
 寝かせる事で熟成される食材の様に・・・。
                                 −Andy−
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